収入保障保険とは?メリットと注意点を解説


「家族がいるけれども保険のことはよくわからないから担当に任せっきり。でも毎月の保険料を安くしたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが収入保障保険。

収入保障保険は、保険料が手ごろなだけでなく、保障内容もシンプルで見直す手間も省けます。

そこで今回は、収入保障保険のことをよくご存じない方のために、特徴や仕組みなどを解説していきます。

収入保障保険とは保険金を分割で受け取れる保険

収入保障保険とは、保険の対象となる人(被保険者)が死亡した場合に、毎月一定額の保険金が保険期間の満了まで支払われる保険。定期保険や終身保険のように、保険金が一括で支払われるのではなく、保険金が分割で支払われる点が収入保障保険の特徴です。

例えば、以下の条件で収入保障保険に加入したとしましょう。

● 契約年齢:30歳
● 保険期間:60歳まで
● 保険金月額:15万円

上記の契約において、40歳で亡くなった場合は、毎月15万円の保険金が20年(60歳−40歳)に渡って受け取ることができ、受取総額は3,600万円(15万円×12ヶ月×20年)となります。

同様に50歳でなくなった場合、保険金を受け取れる期間は10年(60歳−50歳)で、受取総額は1,800万円(15万円×12ヶ月×10年)です。つまり保険期間が経過するほど、保険金の受取期間が短くなり、保険金の総額も減っていきます。

保険金を毎月のお給料のように受け取れるため、自分が万一の場合に、残された家族の生活費を確保したい世帯主の方におすすめです。

それでは収入保障保険の良い点は具体的にどこにあるのでしょうか?次は、定期保険や終身保険にはない、収入保障保険の魅力について解説していきます。

良い点① 保険料が割安

収入保障保険は、保険金の受取総額が保険期間の経過とともに減少していくため、定期保険や終身保険と比較して保険料が割安です。小さいお子さんがいる世帯主のような手厚い死亡保障が必要な方でも、家計への負担を抑えられます。

未成年のお子さんがいるご家庭では、生活費や教育費など毎月の出費がお子さんの成長とともにどんどん増えていきます。加えてマイホームやマイカーの購入などを考えると、とにかくお金がかかりますよね。

一方で、一家の大黒柱が亡くなった場合の保障をきちんと準備しておかないと、万一の場合に家族が生活に困ってしまいます。もちろん、遺族年金などの社会保障制度からもいくらか給付を受け取れますが、それだけでは十分な生活をしていけない可能性もあるでしょう。

収入保障保険であれば、割安な保険料で残された家族が生活していける資金を準備できます。手厚い死亡保障が欲しい方にとってはとても有効な選択肢であるといえますね。

良い点② 保障を見直す手間が省ける

収入保障保険のもう1つの良い点は、保障の見直しをする頻度が減る点です。

世帯主が死亡したときに、今後必要になる教育費も保険で備える場合、子どもの成長とともに保険金の額を減らしていくのが理想。なぜなら、子どもが成長するにつれて必要となる教育費や進学費が少なくなっていくからです。

死亡したときの保障を定期保険で準備した場合、定期的に見直しをして保険金額を減らしていかなければなりません。しかし、毎日のお仕事や子育てが忙しい中で、保険の見直しに割く時間はできるだけ減らしたいですよね。

収入保障保険であれば、保険期間の経過とともに、保険金が減っていく仕組みですので、子どもの成長に合わせた見直しの手間を省けます。浮いた時間をさらに家族との時間に使うこともできますね。

ここまで収入保障保険の良い点について解説してきました。しかし収入保障保険は良い点だけではなく、気をつけるべき点もあるため、加入時は良く確認しておく必要があります。

注意すべき点① 解約返戻金がない

収入保障保険は、基本的に掛け捨ての保険ですので、保険期間の途中で解約しても返戻金を受け取れないか、あってもごく僅かな場合がほとんどです。

そのため、「急にまとまったお金が必要になった」などの事情があっても、収入保障保険の解約返戻金はあてにできません。

中には、掛け捨ての保険に抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。しかし手厚い死亡保障は、終身保険のような解約返戻金がある貯蓄性の保険で備えると、保険料がかなり高額になるため、あまりおすすめできません。

収入保障保険に加入するときは、「保障を準備するため」と割り切って加入しましょう。

注意すべき点② 定期的な見直しは必要

収入保障保険に加入しても、見直しが必要な場合があります。

例えば、子どもの人数が増えた場合、備えるべき生活費や教育費が増えるため、死亡保障を増やさなければなりません。定期保険に追加で加入したり、収入保障保険の保障額を増額したりするといった、死亡保障を手厚くする必要があるでしょう。

また、引っ越しして毎月の家賃が上がった場合や、マイホームを購入して団体生命保険に加入した場合なども、必要保障額が変わるため保障内容を見直すことが望ましいです。

このようにライフイベントがあった際は、保障の見直しが必要になる点に注意しましょう。

まとめ

収入保障保険は、死亡した場合の保険金を分割で受け取れる保険。保険期間の経過とともに、保険金の受取総額が減っていくため、保険料が割安なだけでなく、子どもの成長に合わせて保障額を見直す手間も省けます。

一方で、解約返戻金がないことが多いため、貯蓄目的で加入する保険ではありません。ライフイベントがあった場合は、見直しが必要な場合もある点に注意して加入すると良いでしょう。

小さなお子さんがいるご家庭の世帯主様で、まだ収入保障保険に加入されていない場合は、ぜひ一度検討されてみてはいかがでしょうか。収入保障保険についてのご相談や、ご家庭の状況に合った保障のご相談は、弊社のFPまでお気軽にお問い合わせくださいませ。