子育て世代が知っておきたい!マイホーム購入における資金計画と支払いスケジュール

マイホーム購入

マイホーム購入は、多くの人にとって人生の一大イベントです。しかし、購入価格だけでなく、さまざまな諸費用や維持コストがかかることをご存じでしょうか? さらに、支払いスケジュールも事前に把握しておくことで、資金計画をスムーズに進められます。本記事では、住宅購入時に必要な諸費用の内訳と支払いスケジュールについて、わかりやすく解説します。
※特に注目したいポイントは赤文字にしています※

住宅購入時の諸費用の内訳

住宅購入にかかる費用は、大きく分けて以下の4つに分類されます。

1-1. 物件価格

住宅購入の中心となる費用で、土地と建物の価格が含まれます。不動産広告に記載されている価格は、この物件価格が基本です。ただし、追加費用が発生するケースもあるため注意が必要です。
例えば、新築物件ではオプション設備の追加費用、中古物件では修繕やメンテナンス費用が発生する場合があります。これらも含めて総額を意識しましょう。
特に新築物件のオプション設備などはついつい追加費用が掛かり気味になる傾向があります。
オプションで色々変更が可能な物件の場合は予算が膨らみ過ぎないよう、あらかじめ追加費用が掛かるものだと思って物件を探すと良いかと思います。

1-2. 購入時の諸費用

物件価格以外にかかる費用として、以下のようなものがあります。

  • 仲介手数料
    不動産会社に支払う手数料で、物件価格の約3%+6万円(消費税別)が目安です。
    仲介手数料は不動産会社によって異なります。

  • 登記費用
    所有権移転登記や抵当権設定登記にかかる費用で、司法書士への報酬も含まれます。

  • 住宅ローン関連費用
    ローン事務手数料、保証料、団体信用生命保険料など。金融機関やローンの種類によって大きく異なります。
    住宅ローン金利だけに意識が向きやすいですが、ローンにかかる初期費用も含めて銀行を選びましょう。
    多少の金利差は初期コストで逆転する事もあります。

  • 税金
    不動産取得税、登録免許税、印紙税など。

  • 火災保険料
    ローン契約時に加入が必須となることが一般的で、地震保険を付帯するかどうかでも金額が変わります。
    火災保険は免責の金額が異なるなど微妙に差があるので、保険料だけでは無く補償の違いなども考慮しながら選びましょう。

  • 固定資産税・都市計画税の精算金
    物件の引き渡し日を境に、売主と買主の間で固定資産税・都市計画税の負担を日割り精算する場合があります。

これらの諸費用は、物件価格の5%〜10%程度が目安とされています。例えば、3,000万円の物件を購入する場合、150万円〜300万円程度の諸費用が発生する可能性があります。
物件価格の7%くらいは諸費用としてかかると考えておけば良いでしょう。

1-3. 引越や新生活の費用

マイホーム購入後には、以下の費用も考慮する必要があります。

  • 引越費用
    荷物の量や移動距離、引っ越しシーズンによって変動します。

  • 家具・家電の購入費
    新居に合わせて買い替えや新調を行う方も多いため、あらかじめ予算を組んでおきましょう。

  • リフォーム費用
    中古物件の場合、入居前に追加リフォームやハウスクリーニングが必要なケースもあります。

これらの費用を事前に見積もる(引越や家具・家電買い替えとして100万円など)ことで、購入後の生活に余裕を持たせることができます。特に、中古物件の場合は水回りや内装の修繕費用が予想以上にかかることもあるため、事前の確認が重要です。

支払いスケジュールの流れ

住宅購入における支払いスケジュールを把握することは、資金計画を立てる上で非常に重要です。

2-1. 購入申し込み時

購入を決定したら、不動産会社に申し込みを行います。この際、申込証拠金(または手付金の一部として)数万円〜数十万円を支払う場合があります。正式に契約に至らなかった場合の扱いなどは事前に確認しましょう。

2-2. 契約時

売買契約を締結する際に、以下の費用が必要となります。

  • 手付金(一般的には物件価格の5%〜10%)

  • 印紙税(契約書に貼付する収入印紙代)

  • 仲介手数料の一部(契約時に半額〜全額を支払うケースなど、契約形態によって異なる)

手付金は契約解除時の違約金として扱われる場合もあるため、契約内容を慎重に確認しましょう。

2-3. ローン実行時

住宅ローンを利用する場合、以下の費用が発生します。

  • ローン事務手数料

  • 保証料

  • 登記費用(抵当権設定登記など)

  • 火災保険料

これらは、ローンの実行日(引き渡し日)にまとめて支払うことが多いです。なお、金融機関によっては「ローン保証料」を借入時に一括前払いする方式だけでなく、金利に上乗せして分割で支払う方式を選べる場合もあるため、比較検討が必要です。

2-4. 引き渡し時

最終的な物件代金の残額(売買代金や諸費用の一部など)を支払い、物件の引き渡しが行われます。このタイミングで登記手続きも完了し、名義が正式に買主へ移ります。

ファイナンシャルプランニングの重要性

住宅購入は、家計に大きな影響を与えるイベントです。そのため、以下のポイントを考慮した資金計画が必要です。

  • 無理のない返済計画
    月々の返済額が家計を圧迫しないよう設定し、今後の金利変動リスクも見込んでおきましょう。

  • 将来のライフイベントを考慮
    教育費や老後資金など、ほかの出費とのバランスを見据えた計画が大切です。

  • 予備費の確保
    住宅ローン以外にも、リフォームや修繕費、あるいは急な出費など、予測できない費用に備えた資金も用意しましょう。

弊社では、住宅購入に関する資金計画だけでなく、子育てから老後までライフプラン全体を見据えたプランニング・アドバイスを提供しています。
ライフプランは物価のインフレや金利上昇なども織り込んで厳しめにプランニングすると安心です。

まとめ

住宅購入は、人生の大きな節目となるイベントです。諸費用や支払いスケジュールを事前に把握し、計画的に進めることで、安心して新生活をスタートできますね。

弊社では、住宅購入に関する資金計画やライフプランニングについて、中立的な立場からアドバイスを行っています。今後のライフイベントを見据えた上で安心して住宅購入に踏み切れるサポートをしていますので、不動産の予算で悩まれていたり購入後の資金計画をしたい方はぜひお気軽にご相談ください。

不動産購入に関するご相談も多いので、お客様の声もご参考に。

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